ヨ6000形はヨ5000形を小形化・簡素化した車掌車で,乗務員の居住性の改善と車両不足の解消を目的に,1962(昭和37)年から1969(昭和44)年まで905両(6000〜6870,6900〜6915,7900〜7917)が新製された.6900代・7900代は北海道用.
写真のヨ6745は1968(昭和43)年に鉄道車輌工業で製造されたもので,愛知環状鉄道開業時に,豊田市によって保見駅の高架下へ設置された.車内は地元の自治会が集会所として利用している.ヨ6000形の保存車・廃車体としての報告事例は,製造両数に比べると少ない.
(1996.10.27調査)
|