保存車・廃車体めぐり
日本国有鉄道 オハフ33 2424
愛知県蒲郡市栄町 蒲郡市博物館

 オハ35系は国鉄客車の標準型の一つで,戦前から戦後にかけて2,000両以上が登場した.1,000mm幅に拡大された側窓が特徴である.この系列の緩急車はオハフ33形で,1939〜1943(昭和14〜18)年製の車端丸屋根・TR23台車のグループ(1〜346),1947〜1948(昭和22〜23)年製の折妻形・TR34台車のグループ(347〜606),他形式から改造編入のグループ(607〜627,630,1001〜1033,1501〜1568)に大別できる.

 オハフ33 424は1947(昭和22)年11月,日車製.当初は福井区配置であったが,1975(昭和50)年 3 月に米原区に転属した.1960(昭和35)年頃に電気暖房取付により,番号に2000がプラスされ た.また,1955(昭和30)年に松任工場で更新修繕を実施.1982(昭和57)年 9 月に廃車となり,翌月,既に保存されていたD51 201に連結された.

 潮風が強い場所にありながら,保存会により定期的な手入れが行われているため,美しい姿を保っている.D51と同様,同車も説明板の設置を望む.

(2001.12.15調査)

オハフ33 2424
オハフ33 2424(2001.12.15撮影)
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鉄道友の会名古屋支部