デキ200形は,渥美電鉄最初の電気機関車ED 1形として,1939(昭和14)年に木南車輌で 1 両だけが製造された.軸配置B-Bの 凸形機である.翌年,名鉄への合併により,デキ150形151に改番された.1954(昭和29)年の豊橋鉄道独立の際には形式番号をそのまま継承したが,1968(昭和43)年の大改番によってデキ200形201となった.
その後,貨物営業の廃止により1984(昭和59)年に廃車となったが,渥美町の観光施設である伊良湖フラワーパーク園内で保存されることとなった.運転台の見学が可能で,状態は良好である.なお,同機の隣には,貨車ワム21(旧名鉄ワム5014,1925(大正14)年日車製)も保存されている.
(1999. 2.21調査)
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